株式投資

開示資料から見えた弁護士ドットコム(6027)の将来性について

弁護士ドットコムはどんな会社?

弁護士ドットコム(べんごしドットコム)は日本の法律ポータルサイト及びその運営会社。弁護士のマーケティング活動を支援する無料法律相談や法律事務所の検索サービスを提供している。  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 弁護士ドットコムは会社設立は2005年で、主に弁護士マーケティング支援・電子契約書(クラウドサイン)・税理士マーケティング支援を主要事業としている会社です。

7月29日の決算は絶好料

弁護士COM、4-6月期(1Q)経常は47%増益で着地 株探記事より

 7月29日の引け後、弁護士ドットコムは上記のように第1四半期決算を発表しました。単純に決算数字を見るだけでも売上の伸びが前年同期比+35%、純利益は+46%と素晴らしいです。

決算は何がどう伸びているのか

ここからは7月29日に出された決算説明資料を見ていきます。

弁護士ドットコム第1四半期決算資料より

 売上の四半期推移を見ますと、非常に良いですね。どこかが伸びているというのではなく、全ての事業カテゴリーが順調に伸びています。

 ただ、利益については5月の本決算時から触れられていますが、今期は投資をこれから強化するために、利益はそれほど出ないと説明されています。

弁護士ドットコムはクラウドサインが注目!

 今回の決算はたしかに伸びていますが、今の会社予想は年間純利益が3億程度です。

 今の弁護士ドットコムの時価総額は1,069億円です。おそらくこれだけ見るとほとんどの人が割高ではないかと感じると思います。

 しかし、この時価総額の大きさには下記の理由があるためなのではないかと思います。

弁護士ドットコム第1四半期決算資料より

 弁護士ドットコムは一般的なイメージはネットでの弁護士の相談サービスがメインと思っている方が多いと思いますが、それ以外に大きく伸びている事業があります。

 その事業とは電子契約書である「クラウドサイン」でして、上記のように全国シェアの80%を取っており、ものすごい速度で伸びているのがグラフでも分かります。

電子契約書の将来性について

 今年10月から不動産賃貸取引について重要事項説明書等の電磁的方法による交付の社会実験が始まるようです。今までは不動産賃貸には紙の契約書を交わしていたのですが、これをネットで済むようにするための実証実験のようですね。

 弁護士ドットコムからの資料などによりますと、不動産賃貸仲介件数は年間400万件と言われていて、マーケットの将来規模は大きいです。

 また、今年4月から労働条件通知書の電子メール等による提供が可能になっていますので、この分野でも電子契約書の導入が進んでいくのではないでしょうか。

 2023年には電子契約市場は日本で5500億円になると予想されていて、その市場で弁護士ドットコムのクラウドサインは圧倒的NO1を目指しているようです。

 実際弁護士ドットコムのクラウドサインはすでに業界シェア80%を取り、参入障壁を築いていますので今後の拡大していく電子契約書のマーケットのかなりの部分を取れるのではないかという期待感が、現在のPER300,時価総額1000億という高評価に繋がっているのではないかと考えます。

クラウドサインNOWでさらに事業拡大へ

 「対面での申し込み」に特化した新サービス
「クラウドサイン NOW」2019 年秋より提供を開始
  7月29日弁護士ドットコムプレスリリースより

 7月29日に決算とは別に上記のプレスリリースが出されています。

 クラウドサインを対面でも利用できるようにするサービスを今年秋から始めるとのことです。

「クラウドサイン NOW」活用例
⑴ 店舗での申し込み:不動産店舗の来店カードや物件申し込み、リフォームの申し込み、エステ、スポーツジム、英会話、学習塾、結婚式場などの申し込みなど
⑵ 店舗での雇用契約:飲食店、スーパーやアパレル店舗での雇用契約や、イベントなどの短期アルバイトの契約など
⑶ 法人契約:レンタル品やサービスの申し込みや顧問弁護士・顧問税理士の契約など  

弁護士ドットコムプレスリリースより

 クラウドサインNOWの活用例を見ますと、かなり幅広いですね。これだけのマーケットに対応できる新製品によって、さらに今後の業績の期待感が高まるかもしれませんね。

株価は2年半で8倍!

SBI証券より 弁護士ドットコム5年チャート

 弁護士ドットコムのチャートを見ますと2年半前と比べて株価が現在8倍ほどになってます。かなりの上昇ですね。

 今回弁護士ドットコムの決算資料などを読んだ感想として、短期的な株価の動きは分かりませんが、決算資料などからとても将来性の高いビジネスモデルを持った会社ということを感じました。