株式投資

日産自動車(7201)の配当利回りは5.9%! なのに株価が下がり続けている理由は?

日産自動車は配当利回りが高く個人投資家に人気の会社ですね。しかし最近株価はかなり下げ続けているのはなぜか、思ったことを順に説明してみたいと思います。

日産自動車のNISA人気は上位!

日産自動車はNISAの保有ランキングでも常に上位にいるくらいの日本を代表する自動車メーカーですね。

SBI証券 8月9日までの週のNISA週間保有残高ランキングより

8月9日までのNISA保有ランキングではこのときは日産自動車は5位に入ってます。この週だけではなくこれまでもけっこうベスト10には入ってることが多かったですね。

日産自動車の時価総額は2兆8000億円で日本で44番目に時価総額の高い企業となっています(8月9日時点)

ちなみに日本の時価総額1位の会社はトヨタ自動車の22兆円です。

日産自動車の株価の動きは?

SBI証券より 日産自動車の1年チャート

日産自動車の株価を見てみますと、この1年で半分程になっていますね。時価総額5兆円だったのが2.8兆円に減ったということで金額で換算するとすごいですね。

日産自動車の配当額は今期は40円が予定されており、今の株価だと配当利回りは5.9%ともなります。このゼロ金利の時代でこの利回りはとても魅力的なはずですよね。

ではなぜこれだけの高利回りの大企業が株価がこんなに速いペースで下がっているのでしょうか

日産自動車の業績は急速に悪化

7月25日に発表された日産自動車の決算を見てみましょう。

日産自動車、2019 年度第 1 四半期決算を発表 日産自動車開示より

日産自が続落、第1四半期の大幅減益発表を嫌気 株探記事より

4-6月期の売上は前年同期比-12.7% 営業利益は前年同期比-98.5% 純利益については前年同期比-94.5%となっています。

去年は3ヶ月で1158億円だった純利益が今年は64億円となっていますから、この規模の会社でこの減少率はすごいですね。

なお、今回の4-6月期がたまたま悪かったのではなく、1-3月期も同じような程度の利益しかありませんでした。

その前の去年10-12月期までは1000億円単位の営業利益を上げていたのですが、、

その原因と思われるのが、企業の根幹となる売上高で、それを見ると世界各地域でまんべんなく売上が大きく減っています。

利益についても需要の減少・原材料費の高騰など根本的に業績が悪化している様子に見えますね。

今の高配当は続くのか?

日産自動車の今期配当は40円が予定されていますが、この配当額の合計は会社全体で1700億円となります。

4-6月期の純利益が64億円しか無いのにこの先も1700億円の配当が維持できるのかという疑問が出てきますね。ちなみに去年は配当は1株あたり57円出ていました。

今までは配当利回りの魅力で企業価値以上の時価総額がついていたけれども、今期配当が下がって、さらに4-6月期の業績悪化によって今後の配当についても心配となった投資家が多いのでしょう。

以前のように年間数千億円の業績を上げる日が来ない限りは、配当がこの先上がる期待は低く、株価の下落傾向は続くのかもしれませんね。

これは下記に以前書きましたが、同じように高配当なのに株価が下がり続けているJTでも同じ傾向が見られますね。

逆に浅沼組については自分は好評価をしています。浅沼組のほうは株価は堅調ですよね。

現在の利回りだけでなく、今後の予想される利回りについても株価は影響されるんですね。