株式投資

ドコモ(9437)の配当利回りは4.2%! 最近の株価上昇の理由は?

NTTドコモ6ヶ月チャート
SBI証券より NTTドコモ6ヶ月チャート

ここ最近NTTドコモの株価上昇が目立ちますね。この半年ほどで株価が20%も上がっています。

このNTTドコモの株価上昇の理由は何なのかを推測してみます。

NTTドコモの親会社NTTは64%保有の大株主

NTTドコモはご存じの方も多いと思いますが、携帯電話の運営を行っています。

社名がNTTドコモというだけありまして、親会社はNTTです。64%もの圧倒的大株主ですね。

ウィキペディアにはドコモについてこのように記載されています👇

1968年(昭和43年)7月1日に、日本電信電話公社が移動体通信サービスポケットベルを開始した事がNTTドコモの起源となる。電電公社民営化後の1990年(平成2年)2月に、日本国政府の措置として日本電信電話株式会社から「移動体通信業務の分離」が決定し、1991年(平成3年)8月14日に「エヌ・ティ・ティ・移動通信企画株式会社」が設立、1993年(平成5年)7月の分社化とともに「NTTドコモ」のブランドでサービスを行なっている。東京証券取引所などに上場する公開会社であるが、NTTが発行済株式の6割強(66.64%)を所有しており、同社の連結子会社(金融商品取引法上の特定子会社)である。NTTドコモはNTTグループの営業利益の7割を稼ぎ出す。「日本電信電話株式会社等に関する法律」(NTT法)は当社には適用されない(特殊会社ではない)。
日本国内携帯電話契約数は約7,705万契約で、国内携帯電話市場における市場占有率は約45%で、ともに1位(2018年9月末現在)

NTTドコモ  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

NTTドコモは市場占有率45%と圧倒的国内1位の携帯電話企業ですね!日本の人口1億なのに契約者数は7700万台ということは1人で2~3台持ってたりする人も結構いる計算になりますね。

ドコモの株価指標について

NTTドコモの株価指標はPER16.2 PBR1.74 配当利回り4.26% 時価総額9兆4000億円!ですね。配当以外は割高感が漂いますね。

業績は伸び悩み

NTTドコモ、4-6月期(1Q)税引き前は10%減益で着地 株探記事  2019年07月26日15時00分

【業績速報】NTTドコモ、1Q税引前285,380百万。アナリスト予想を下回る(アイフィス株予報) – ニュース・コラム – Yahoo!ファイナンス 7月26日(金)15時05分配信

NTTドコモは最近では7月に第1四半期決算を出しています。

コンセンサスを下回った決算が出て、明らかに業績は減速傾向ですね。

2019年7月26日 NTTドコモ決算説明会資料より抜粋

第1四半期のセグメント別実績収益を見ますと、本業の通信事業が大きく前年同月比で落ち込んでいますね。スマートライフ事業やその他の事業も伸びてるとは言えない数字ですね。

また、ドコモは年単位で見ても2005年の売上額と2019年の売上額がほとんど同じですので、業績は伸びてないと言えますね。

ただ、NTTドコモは2004年から2020年会社予想の来年まで17年連続純利益4000億円以上という結果を残しています。この安定感はすごいですね!

ドコモは高配当で連続増配中!

ここ数年のドコモの配当推移は

1株あたり配当額
2015年:65円
2016年:70円
2017年:80円
2018年:100円
2019年:110円
2020年:120円(会社予想)

とのように、連続で配当が増加していますね。今の株価2858円で計算すると配当利回りは4.2%となります。半年前は株価2300円台でしたのでその頃に買ってれば配当利回り5%を超えていましたね!

なお、NTTドコモは株主優待は実施していません。ちなみにAUのKDDIは太っ腹な優待と配当をしています。

配当はたしかに魅力的ですが、2018年9月の高値3095円から2019年4月の2257円までドコモの株価は30%近い下落をしていますが、その後大きく上昇したのは決算以外の理由がありそうですね。

株価の上昇理由は自社株買い?!

4月に自社株買いを発表

NTTドコモは株主還元に積極的な企業の印象があります。

今年2月には11.82%もの自己株式消却を行いました👇

自己株式の消却に関するお知らせ 2019年2月22日 NTTドコモ開示

その直後の4月26日には最大で1億2830万株、額にして3000億円!もの自社株買いを発表しています👇

自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 2019年4月26日 NTTドコモ開示

かなりの株主還元ですね。その後の開示を見ますと毎月300億円ほどの自社株買いを実施しています。チャートを見てみますとこの4月下旬から上昇が始まっていますね!

株価上昇は自社株買いの影響が大きいと結論づけて良いのかもです。

ドコモの浮動株はわずか?

ドコモの大株主であるNTTがすでにドコモの株式64%を抑えてますので、市場に出てくる株式数が他の銘柄より少なさそうですね。

そんな中で毎月のように300億円買いきりの自社株買いを行うと、どんどん株価が上がっていきやすくなりそうです。加えて日銀のETF買いの影響もありますので、需給が良くなっているんじゃないかという感じがします。

ここ最近の株価の上昇はおそらくこの巨大な自社株買いが売りを吸収したために、ふわふわと株価が上がっていくことになったのかもしれませんね。

今後の株価は?

ドコモ10年チャート
SBI証券より NTTドコモ10年チャート

ここ10年のドコモのチャートを見ますと日経平均とほぼ同じような動きですね。

ドコモは先程述べましたように業績は頭打ちで利益も減少傾向になってますね。

上がっている理由が自社株買いと日銀などのETF購入の影響ではないかという感じで、ドコモ自身の好影響で株価が上がっているわけではないようですね。こういうときは実力以上に株価が上がっているとも言えると思いますので、ここから先の株価については危ういのかな~って個人的には思います。配当性向もかなり高くなってきて増配の余地が少なくなってきているとこも気になりますが、財務状況は良く、配当利回りも高いですので、ドコモが好きな方には安心保有の銘柄ではないでしょうか。

NTTドコモの株価上昇の理由は自社株買いの影響が大きく、業績が好感されたわけではないのかも?

 

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