PTS

PTSって何? 仕組み・手数料について解説

 株式の売買は東京証券取引所で行われますが、実はそれ以外に国内株式を売買出来る取引所があります。

 一般的に「時間外取引」や「夜間取引」などと言われることもありますが、それはほとんど「PTS」のことを指しています。

PTSとは?

 まず、PTSとは何のことかということから言いますと、

 PTSとは、日本証券業協会の定める「上場株券等の取引所金融商品市場外での売買等に関する規則」などにしたがって行われる取引所金融商品市場外取引です。 

     SBI証券ホームページより

 つまり、東京証券取引所以外の取引所ということですね。

 PTSはProprietary Trading Systemの略称であり、日本語では「私設取引システム」とされております。 運営はSBIジャパンネクスト証券が行っています。

 過去にはマネックス証券やカブドットコム証券などが独自にPTSを運営してましたが、現在は終了しています。

 なお、他にもチャイエックス・ジャパンがPTSを運営していますが、今回の記事の内容はすべてSBIジャパンネクスト証券が行っているPTS取引のみについて記載しておりますので、チャイエックス・ジャパンのPTS取引については触れていません。

SBIジャパンネクスト証券株式会社とは?

 SBIジャパンネクスト証券は同社のホームページによりますと、2006年11月に設立され、株主構成は48.78%がSBIグループが保有しています。

 株式市場における投資家の利便性向上を目指し、複数の証券会社がシステム接続する日本で初めての本格的なPTS(私設取引システム :Proprietary Trading System)を運営すべく2006年11月に設立されたSBIジャパンネクスト証券は、2007年8月に夜間におけるPTS取引「ジャパンネクストPTS」を開始し、2008年10月に、昼間に取引時間を拡大しました。当社が行う業務は、お客さまから受付けた注文を証券取引所等に取次ぐという伝統的な証券業務ではなく、お客さまから受付けた注文同士を当社システム上でマッチングさせることにより株式の売買取引を成立させ、投資家により多くの株式投資の機会を提供しようとするものです。

 ジャパンネクストPTSへは、既に国内外の大手証券会社を中心に合計20社以上の証券会社が取引参加しており、東京証券取引所に次ぐ国内第2位の取引規模の取引執行市場となっております。

     SBIジャパンネクスト証券ホームページより

 PTSの業務開始は2007年8月20日からとなっており、取引時間の変更やナイトタイム・セッションの休止期間もありましたが、現在に至ります。また東日本大震災があった2011年には、電力不足等を理由に数カ月に渡ってPTS取引を停止していた時期もありました。





PTSが出来る証券会社は?

今の所PTSが利用できる証券会社は以下の3社です。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • 松井証券

 あと、マネックス証券も2019年6月からPTS取引を行うと2019年3月にアナウンスがありましたが、SOR注文( SOR=Smart Order Routing注文とは、東京証券取引所やPTS(私設取引システム)などの最良気配や株数を監視し、最良の条件で約定となる見込みの市場をシステムで自動的に判定して注文を執行する取引)だけが始まっているようです。

PTSの取引時間は?

 上記のように3社がPTSを取り扱っていますが、各社取引時間まったく同じではありません。

  • SBI証券  8:20~16:00 17:00~23:59
  • 楽天証券 8:20~16:00 17:00~23:59
  • 松井証券 8:20~15:30 17:30~23:59

松井証券は昼の部が早く終わって、夜の部も始まるのも遅いですね。

 なお、SBIジャパンネクスト証券株式会社が運営するPTSのナイトタイムセッションは16:30より取引を行っていますが、個人ではこの時間に参加することはできないようなので、実質的に17時開始と言えますね。

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PTSの手数料は?

松井証券PTS手数料

1日の約定代金合計金額手数料(税抜)
10万円まで0円
30万円まで300円/0円(※)
50万円まで500円
100万円まで1,000円
200万円まで2,000円
100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超100,000円(上限)

松井証券ホームページより参照

楽天証券PTS手数料

約定金額手数料
5万円まで50円(54円)
10万円まで90円(97円)
20万円まで105円(113円)
50万円まで250円(270円)
100万円まで487円(525円)
150万円まで582円(628円)
3,000万円まで921円(994円)
3,000万円超973円(1,050円)

楽天証券ホームページより参照

SBI証券PTS手数料

1注文の約定代金PTS取引手数料
~5万円47円(税込50円)
~10万円86円(税込92円)
~20万円100円(税込108円)
~50万円238円(税込257円)
~100万円462円(税込498円)
~150万円553円(税込597円)
~3,000万円876円(税込946円)
3,000万円超924円(税込997円)

SBI証券ホームページより参照

SBIネオモバイル証券

 楽天証券と松井証券は東証での現物取引手数料と同じく、売買代金に応じた手数料です。

 SBI証券は独自の手数料体系で、1注文ごとの売買金額により手数料がかかります。10万円までなら松井証券が無料なのでおとくですね。

 次は下記の記事👇で実際の例を上げながらPTSのメリットを述べていきます。

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